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帝王切開の所要時間と流れ

帝王切開になるかもしれないと言われた後、手術ってどんな感じで行われるんだろう?痛いのかな?怖いなぁと、不安になりますよね。少なくとも私はとても不安になりました。
そこで、流れが分かっていればある程度不安が薄れるというか、覚悟が決まるかなと思うので私が帝王切開をしたときのことを載せることにします。

術前検査

まず手術をする前に術前検査というのをします。いつするかは状況によって変わってきますが、私の場合は胎児に何かあればいつでもすぐ手術できるようにと管理入院前に既に済ませまていした。
検査内容は血液型を調べるための採血、心電図、骨盤のレントゲン(念のため腹部には放射線が当たらないよう特殊な板のようなものをお腹にあてます)です。採血は4本位採られました。

 

手術当日の流れ

当日の朝から手術が終了するまでの一連の流れを時系列で書いてみました。ただ私の場合緊急帝王切開だったので、予定帝王切開の方よりも大分切羽詰まったスケジュールになっていると思います。
 
AM08:00
朝食後、看護師さんが朝の胎児の心音チェックに来ると、いつもなら130~150のはずの心拍が100程度にまで低下している。
AM08:20
担当医の先生が部屋に来て胎児のモニター(胎動やお腹の張りを記録する機械)を着け、しばらく胎内の状況をチェックすることになる。
AM09:30
モニターを外す。お腹の張りが40~60の強さで定期的にある。その後心拍は回復し胎動もあったがいつもより少なく、キックなどの足の動きがほとんど感じられない。
AM10:00
主治医の先生が部屋に来る。もう少し様子を見てもしこのまま元気がなさそうなら今日手術したほうがいいと言われ、昼過ぎにもう一度モニターでチェックし手術するか決めることになる。念のため手術に備え以後の飲食は一切禁止。この時点で夫と実家の母に、緊急帝王切開になるかもしれないと連絡。
PM12:00
2回目のモニターチェック。心拍は120~140をキープしているものの、やはり胎動は少ないまま。
PM12:45
夫到着。
PM13:00
処置室に呼ばれる。内診で子宮口をチェックするもまだ赤ちゃんが降りてきている様子もなく、やはり心配なので今日やりましょうと手術決定。手術時間が時間が決まるまで病室で待機しているよう言われ、その場で陰毛をシェーバーで丸剃りにされる。
PM13:20
『時間が決まったら』という言い方だったので数時間後とかだと思っていたら、すぐに呼ばれそのまま手術室へ。手術着に着替え、シャワーキャップのようなものをかぶる。そして血栓防止のための医療用着圧靴下(すごくキツくて履くのが大変でした。手術後4日目位まで履きっぱななしでした)を履き、いよいよベッドの上に乗る。
PM13:25
腕に点滴をされる。(これが痛かったんですよ・・・。切迫早産などでも使われる長時間刺していても痛くならない特殊な針の点滴なのですが、下手な人だとよく失敗するんですよね。このときも管が上手く入らず2回も失敗して、結局最終的に執刀医の先生が刺してくれました)
PM13:30
点滴の次は脊椎麻酔と硬膜外麻酔。体育座りのような背中を丸めた格好になり、数本麻酔を打たれるがこれはさほど痛くなかった。(その前の点滴がかなり痛かったのでそう感じただけかもしれませんが)
※ちなみに麻酔を打った後、最初は「ちょっと待ってください!まだ足動かせます!」と焦っていたのですが、打たれてすぐ手術ではなく麻酔が効くまで5~10分くらい放置されるのでその間にすっかり感覚はなくなり、また先生達も何度も麻酔が効いたかどうか確認してくれて安心して手術に臨めました。
PM13:40~45(もう時計を見れないので大体の推測です)
心電図と脈拍計
をつけられ、酸素マスクをしたらいよいよ準備万端。
ところがここで麻酔の副作用で呼吸困難と激しい吐き気に襲われる。(苦しくて死ぬかと思いましたが、その後点滴の落ちるスピードを速め体内に水分を入れたらどうにか落ち着きました)
目の前にカーテンのようなものが敷かれ、手術スタート
PM13:59
おそらく開始10~15分後、「はい、頭が出ますよ~」と言われ、程なくして息子が産まれる
 
その後縫合されること約1時間。はい、終わりましたと言われ、麻酔でまだ下半身は動かないまま担架に移され病室へ戻ったのは15:20頃、手術室に入ってから病室へ戻るまで、トータル約2時間の手術でした。
 
私の場合、「今日手術しましょう」と決まってから僅か数分後にはもうお腹を切られていて、「今から子供を産むんだ」という心の準備も覚悟も何もないまま手術が始まり産んでしまったという感じでした。そのため赤ちゃんがお腹から出てくるイメージもまだついておらず、手術中もどこか冷静なままでした。
 
でも「13:59、男の子です。おめでとうございます!!」という声と同時におぎゃぁおぎゃぁと産まれたての我が子の泣く声が聞こえた瞬間、「あぁ・・・ちゃんと泣いてくれた。無事産まれたんだ・・・」と感極まって涙が止まりませんでした。
 
そして看護師さんが息子を私の目の前に連れてきてくれると、あんなに泣いていたのにピタっと泣き止むんです。その後息子はすぐにNICUへ運ばれていったのですが、もう、私の心は感動と安堵と嬉しさでいっぱいで、術後の傷や痛みへの不安など全てどうでもよくなり、「この子が無事ならばこの後どんなに痛くても大変でももう何でもいいや。」とまで思えました。
 
言葉では上手く言えませんが、生命の誕生の瞬間というのは本当にすごいです。私は産む前に感じていた不安は一瞬で消えてしまいました。だから今色々不安になっている方も、あまり心配しなくても、産んでしまえば意外となんとかなってしまうものですよ。(笑)